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- Business Media 誠: マネーを追う:社長・岡田斗司夫、社員から給料をもらいます (2/3)
コンテンツの世界ではヒットしているものほど「0円」またはそれに近い価格で手に入るようになっている。例えばジブリ作品であれば地上波で見ることができるが、あまりヒットしなかった映画はレンタル店でDVDを借りなければいけない。さらにマニアックな作品であればDVDを購入しなければいけない。大ヒットした村上春樹さんの『1Q84』(新潮社)であれば図書館で借りることもできるし、古本屋では定価よりも安く買うことができる。しかし図書館に置いていない本であれば書店で購入しなければいけないし、またそうした本の価格は高いことが多い。
コンテンツを提供した側からすると「作品がヒットするのはうれしいが、できれば多くの人に購入してほしい」というのが本音だ。そこに“ねじれ”が生じている、と岡田さんは見ている。彼はそれを逆転させ、自分が発信する情報をすべて無料にすることにした。
本の印税、原稿料、大学の講義料、テレビの出演料などは一切もらわない。いわば“タダの人”になったのだ。
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