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" 放射能を正しく怖がる基本は「遮蔽」です。分かりやすくいえば「閉じ込める」で、元来の放射性物質は5重の壁で「閉じ込め」られていることになっています。具体的には以下の通りです。 第1の壁 燃料べレットの..."

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 放射能を正しく怖がる基本は「遮蔽」です。分かりやすくいえば「閉じ込める」で、元来の放射性物質は5重の壁で「閉じ込め」られていることになっています。具体的には以下の通りです。

第1の壁 燃料べレットのジルコニウム鞘
第2の壁 燃料棒の被覆管
第3の壁 圧力容器
第4の壁 格納容器
第5の壁 原子炉建屋

 さて、今の状況はこのうち第1の壁の「ジルコニウム」が溶け、第2の壁「燃料棒の被覆管」が多分原形をとどめないほど溶融し、直接出て来た高熱のペレットあるいはペレット内の使用済み核燃料が第3の壁 圧力容器の一部に穴を開け、第4の壁「格納容器の底にまでもたまっている状態」、さらにその汚染水が格納容器から原子炉建屋の地下に膨大な超高濃度汚染水が漏れ出ていると言っているわけです。

 第5の壁である原子炉建屋は一番に水素爆発で吹き飛んでいますから、既に壁の役割を果たしていません。

 現状では外界との間で冷却水を循環して熱を奪っているはずの格納容器の中に、あらゆる壁が取り払われた形で「核燃料 + 使用済み核燃料」が裸で過熱しており、それを冷却水で直接じゃぶじゃぶと洗っている形になっていることが懸念されます。

 冷却水というのは、元来、熱源とは壁で隔てられており、熱だけを交換する役割であるはずですが、今の状態は粒子状になった「核燃料 + 使用済み核燃料」も水と一緒に外界と循環している可能性が高い。

 だから「冠水(水棺)作業」は見直しせざるを得ないわけですが、ここがなんとなく記述されずに済まされている。



- 「2カ月後」のメルトダウン発表と内部被曝:日経ビジネスオンライン

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